スター・ウォーズ エピソード3 シスの誕生

おわかり頂けただろうか…要するに昔好きだった映画の続編なら安牌だろうという安直な発想で2本借りてきちゃった訳ですよ。スター・ウォーズ初代といったら俺の人生初体験映画ですよ。SF好きになった原点みたいなもんです。エピソード1〜2までなら劇場でみましたよ。まあ2でダースベイダーと女子がお花畑でキャッキャウフフしてる時点でいよいよ思い出補正が溶けてきて????ってなってましたけど…
絵はすばらしいです。これはシリーズ通してほぼ文句無し。異世界、異種生物の入り乱れるスペオペ的世界って奴を完璧に描いております。しかし脚本とCG以外の主要な役者の演技が最悪という…演技については、決して元々は演技の下手な方々では無いと思います。しかし、合成用のスクリーンに囲まれて、「俺今どんだけ間抜けな絵になってんだろ?何やってるのか自分でも????」っていうふわふわ気分がこっちにも伝わってきてしまうんだよな…いっそ全部CGで良かった。脚本については、そもそもストーリーを引き延ばしすぎだと思う。特に複雑なことはなくだらだら破滅に向かって進むのを見ていると「結局バカに力を持たせるとロクなことにならないって話だよな」と変に突き放されてしまう。まあこれは最後のオチがとっくに判っている(主人公が堕ちて、ダースベイダーになる)ハンデの分もあるんでしょうね。しかしダースベイダーは幼少期の心のアイドルの一人であったのだが、こんなにアホな奴が中の人だったのかとイメージが壊れてしまったなあ…。
結局本作も相当クサしてしまったが、絵だけは本当にすばらしいぞ!スペオペ的な絵が見たい!それだけで十分だ!という人には宝のような作品だと思う。俺も設定集とかメイキング(人間キャラ以外の)だけはぜひ見たい。つか欲しい。