晦日から正月三が日丸々、自宅から1歩も出ずにひたすら三国志だった。吉川三国志を読み耽り、関連事項をネットで調べまくり、三国志系のMAD漁りに、人形劇三国志DVDの鑑賞にゲームは三国無双2と三国志8の繰り返しという状態だ。なぜそうなったのか自分でもよくわからんが、とにかく広大な世界、広大な物語なのに加え、メディア、作品ごとに違う何通りもの脚色のそれぞれの違いを並行して楽しむのというのはそうある経験ではない。しかし時節柄当然ここに加えそうなレッドクリフの鑑賞だけはなんか躊躇われるのよな。生身の人間が動いてるのを観ちゃうと、映画の良し悪しに関わらずそれで印象が固定しそうで怖いんだよな。とりあえず外見的なキャラ造形は人形劇三国志+三国無双2を2で割ってここに昔読んだ蒼天航路のイメージが入り混じっていたりもして結構カオスだが自分の中ではあまり齟齬がない。ただ公孫サンだけさらに三国志8の濃くむさいオッサンの顔グラと三国志4の白ヒゲの意地悪爺風のグラが混在してきてまとまりがつかなくなってしまっているな。というか作品毎の共通点があんまりないw。この人、美しく立派な外見であると珍しく具体的に記録に残っているくらいの人なんだがな。まあ演義では大して主要なキャラじゃないから仕方ないのか。「美しい」と「偉い」がかなり≒であるとされた時代の話だし。そもそもその当時の「美しい」の基準もよくわからんが…。でも調べてみると白馬だけの騎射隊を作り「白馬義従」と名づけ辺境で恐れられてたり、時にブイブイいわしていた袁紹の北伐を長年に渡って個人的な妄執とも見える努力で阻み続け、そのため半ば自滅で滅ぶという、1本いい感じの小説が出来そうな感じで最期までなかなか面白い人なんだよな。他にもこういうエピソードが三国志のそこかしこに隠れてるんだろう。