げっ歯類との攻防

9/4 1ターン目:忌避剤ばらまき&超音波アタック

さて早速やってやるか、とブツの包装を解いている間にも目の前をヤツが静かに逃げていくのを目撃。思わず、うわあなんか可愛いなあ、といきなりやる気が削がれる。先制された。
忌避剤は強烈なミント臭のする直径3センチ×高さ1センチ強の円柱状の物体。こいつを適当な範囲で連中の跋扈する1Fにばらまく。有効範囲が半径0.5mということでそこらじゅうに転がる。ちゃんとトレイを敷いて置けと説明書に書いてあるが、面倒なのでお構いなしだ。超音波発信器とやらは電源を入れると、カチ、カチ、と規則正しく小さいクリック音が鳴っている。実際は耳に聞こえない高音が結構な大きさで鳴っているのだろう。俺の耳がどうかなったりしないんだろうか。これを1Fの真ん中に設置。
結果、少なくとも自宅にいた数日間は1Fに現れた形跡は見られなかった。
ただ、2Fの天井裏はいつもより若干騒がしい。今回の処置は本質的な効果があるのかまだわからないが、この2ヶ月ほどほとんど不在だった主が急に現れて、テリトリーを明らかに侵しているのだから神経に障りはするだろう。

9/10 2ターン目:進入路を絶つ

3日ほど会社に泊まってしまった。深夜に帰宅して夜中の4時ごろ。2Fの居間で寛いでから、さて寝るか、と1Fを伺いに階段を下り照明を点けた矢先、うわ出た!
自分が立っている目の前の壁を奴はものすごい速さで駆け上がっていき、その先にあるブレーカーの埋まっている配電盤と壁の間に空いている2cm強の隙間の中に消えていった。あまりに想定外で、幻を見たかのような具合。
こ、ここが侵入ルートかあああ!完全に想定外。
奴が特にひっかかりの無い壁でも垂直に登れる事を知りませんでした。木の壁だから、僅かなざらつきや溝を頼りにしているのか。
とりあえず飯をあさるなら他の所にいっておくんなまし、ということでブレーカーの周囲を分厚いダンボールで包囲して布ガムテで厳重に封印。奴らの門歯にかかっては、その程度ではあっさり突破されるかもしれないが、取り急ぎ用意できる素材はこれだけだったのと、彼の本気の突破力というものを目に見える形でみてみたいという誘惑もあって、ちょっと易しい素材にしてみた。しかしブレーカーだろ…いつか停電しそうで嫌だなあ。。
結論:やっぱり忌避剤も超音波も大して効かない。