お前は生きろ。お前は死ね

http://d.hatena.ne.jp/mAya/20080826を既にお読みになっていて、その中にそれと同じ経験をした方がいるとしたら、今の俺の状況を大方予想できていたかもしれない。
きゃーかわいいとかニヨニヨしている場合じゃなくて、あの翌日には、無思慮にも床近くの棚に置いていた買い置きのデンプン類(値上がりしているディチェコのパスタが!態々米屋で七分搗きにしてもらった米が!おお!)が大方荒らされているのを発見いたしました。犯人は凶悪な門歯を持ったあの灰色の素早い奴です。完全にナメていました。無知とは罪です。その後もたびたび、訪問している形跡を発見。進入ルートは塞いだと思っていたのだが一体どこから現れているのやら。なにせ当方居住するは取り壊し寸前の木造アパートにて、安普請の壁でも齧ってルート開拓をいそしんでいるのに違いありません。
…よろしい。ならば戦争だ。
ここは一発、殺鼠剤をばと思ったのだが、うちの周囲にはワイルド/ブリード入り乱れてフリーダムなニャンコ先生が多数ご生息あらせられているのであり、毒入り鼠をキャッチしてしまうような被害が及んではいくないということで1ターン目は変調機能つきの超音波発信器と忌避剤の併用と相成り、先ほどハンズにて購入。リサーチする分にはこれら品々はあんまり効果がないみたいなんだが、まあ1ターン目は示威行為ということで。来年の頭には引っ越しているので、ほっといてもいいんですけどね…
しかし、
「どこぞの見知らぬニャンコが死ぬ」→いくない。「多少は縁のあるネズミが死ぬ」→これはおk。
小生飯にする生き物以外の殺生はなるべくしないで生きてきており、そこでは生き物差別もいくないということで蚊すら叩かないようにやってきましたが、ここまで破壊力のある攻撃をうけると実にあっけなく、じゃこいつは殺す。こいつは生きろ。という判断が出来るものなのだなあこのエセ博愛主義者野郎が、と今更、悟りを得たものでございます。

あと気づいたこと。
引越し1年目→ゴキブリ少し出た
2年目→ゴキブリたまにいる ハエトリグモたまにいる
3年目→ハエトリグモ多い ゴキブリほぼいない 屋根裏にごくまれにネズミ?
4年目→クモかなり多い ゴキブリほぼいない 屋根裏に稀にネズミ? 暖かくなるとたまにダニ発生(多分)
5年目→上に同じ
6年目(今年)→クモ少ない ゴキブリ皆無 ネズミ目撃 暖かくなるとイエダニがいます(ほぼ確実)
地味にそして密かにダイナミックに変わってゆく俺ん家の生態系。
ここでネズミを全滅させると、ダニが減って、クモが増えて、ゴキブリが出てきて、やがて最後にクモの天下がやってくることになる。そうなるとクモ好きの俺としてはハッピーなんだけど、その前にもうこのアパートは取り壊しだ。