愛社精神の無い駄目人間

朝ひまわりの種のチョコ、レーズンのチョコがけ。昼インスタントのうどん。晩ご飯、「肉屋の正直な食堂」というチェーン店で豚の味噌焼き定食。調理前の肉や野菜が一人前皿で出て、自分で野菜と一緒に鉄板で適当に焼いて食べる場所なので、気楽で良く、焼き加減がコントロールできて気に入っている。朝から雨だったので帰りはバスで。車中、菊地成孔のマイルス本を読み始める。今日は何の仕事をしたかよく思い出せない…絵コンテ書いたり、電話したり?お金のはなしが多い。
正直今まではとにかく仕事がこなせれば桶的なかんじに溺れかけながら仕事をしていて、「俺の仕事」目標について、給料がもらえる以外の事はあんまり真剣に考えた事が無かった気がする。だが、ディレクターという肩書きで色々決定権を自分で握り、人を使うことになれてくると、もしかして最終的には「いいものつくる」とか「やりたいことやる」は勿論だが「自分のいる会社を含む金を持っている連中から商品と引き換えになるべくふんだくって、いい仕事をする人に相応の良い報酬を供給したい」という欲求が自分の行動原理として潜在的に、しかし結構大きな影響力として出てきたんじゃないかという事に気づいた。これはちょっと今まで持ってなかった視点だと思ったけど、いい作品を作ったアーチストやアニメ会社には、コピーとかレンタルとかじゃなくてじゃなくてちゃんとお金を出して買う事で応えなきゃ!客が少ないけど美味しい店には、定期的に食べにいかなきゃ!って感じてるのと根は一緒だと思う。多分これから先、自分はこの事で次第に強く悩むようになるだろう。仕事をうまく続けてより大きな力を持つようになればの話だけど。いやこの悩みを解決するべく力を欲さなきゃいかんのか。この壁を手段はともあれ、越えられるだけの強い人間になれるんだろうか。まあなんにしても贅沢な悩みではあるよな。贅沢ではありたいよな。デパスロラメット各1。ポールジローのコニャック、白ワイン。果たして日記は続くのか?