[備忘]
ゾロフト1日約18mg摂取。朝12.5、夜寝る前5程。ゾロフトは最低投与量25mg、50でやっと有効になるはずなのだが、随分イレギュラーらしい。これ以上摂ると副作用がきつくて仕事に差し障るし、また本来の摂取の仕方である1日一回投与でも頭が痛く手が震える。1ヶ月目に強く感じていた乖離感は2ヶ月目に入ると随分収まってきて、これが本来の自分であるかのように随分元気になっていたのだが3ヶ月目の今、仕事が詰まってきて週に1度自宅に帰るか帰らないかの生活が始まり、また帰宅するチャンスはもっとあったように思うのだがどうにもその意義を見つけ出せず、会社で山積みの仕事を前に一人ぼんやり思考停止、もしくは後ろ向きな思考に耽る時間が多くなって、音楽もあまり聴かなくなってしまった(とはいえ、やはり無くてはならないのだけど)。ようやっと帰宅しても、家で寝て、目が醒めたらいくらかネットを漁り、また数時間寝て、ネットを漁るかぼんやりするの繰り返しで、ほとんど寝たきり老人である。1日半ほど家でぐったりする機会を得ると結構健康的な心持ちになるのだが、半日も仕事をするとまた元通りである。まあ、元々けが人が局所麻酔を打って騙し騙し山登りしているようなものだから、そんな調子なのも当たり前である。
思考が日に日に再びネガティブになっていくのがわかるが、誰にも相談できないのが辛い。同僚に愚痴を今よりこぼせば、仕事柄精神疾患に詳しい彼らの大きな精神的負担になるのは判っているし、仕事を今加減されては、ピラニアのように仕事が落ちてくるのを待ち構えている後輩共に喰われて、後が無い。先月半年振りに顔をあわせた母には、睡眠薬をたまに飲んでいると告白するだけで(本当は常用しているのだが)天地がひっくり返ったような心配ぶりで、元々周囲に見放され気味ですっかり心の弱っている老人にそれ以上話すことは出来なかった。
結局、自分でなんとかしなくてはならないのだ。ゾロフトがあればたとえ嘘の自分でもなんとか騙し騙しやっていけるのかな、と信じかけた事もあったが、そんなに旨い話は無い。そもそも原因は断たねば何も好転しないのである。原因というのはこの場合、仕事の多さではなく、仕事自体、いやむしろ仕事で誰かに必要とされること(それと音楽)に人生全てを預けてしまっている生き方自体なのである。破綻が見えている。そんなものは全て仮初めにすぎないものだからだ。(ただ、音楽だけは仮初めであること自体が本質なのだからそれでいいかもしれない。音楽だけは自分の幻燈のような生に寄り添い続けてくれる。それは自分にとって唯一の希望である!)他に生きている理由は無い。あとはただ死ぬということがあまりに不明で怖いだけだ。
こういう時なにかの宗教に縋れば見かけ上良くなるのだろうが、それだけは全身全霊で否定したいのが、自分のなけなしのプライド(もしくは生きているという事)である。