お盆の間は会社もお留守番のようなもので暇なので(というよりやる気も無いので)書く。述べる内容が先ではなく書くことが目的だ。なんだかこのままゾロフトを飲んでいたらどんどん虚無的でフラットな人になりそうなので思いついたことは自動筆記的にどんどん述べていこうと思う。
最近はCDをあまり買わない。今月買ったのはONJOのライブアルバム位か。あとマサカーの2003年のアルバムだったかな。通っているメンタルクリニックの目と鼻の先にディスクユニオン本店とJAZZ館、処方箋を持って赴く薬局と同じビルにプログレ館がある。そんなエリアに2週間に一遍仕事を抜け出して赴くのだ。終わっている。なのにあんまり買わない。ありとあらゆる欲望が減退しているなー。正直カラヤンブラームス交響曲1番が1枚あれば一生大丈夫な気もする。
クソ暑い今日この頃、用事が無ければ主に家でゴロゴロしているだけなのだがニコニコ動画で色々アニメを見ている。あとディスカバリーチャンネルでやってた怪しい伝説シリーズ。CS家に引いてるのにわざわざ低画質で見るなんて変な話だがツッコミがあった方が馬鹿番組って楽しいんだな。
今期観てるアニメは「電脳コイル」「グレンラガン」「さよなら絶望先生」「精霊の守り人」「黒の契約者」「シグルイ」「おおきく振りかぶって」「ひぐらしのなく頃に解」「クレイモア」「モノノ怪」の以上。グレンラガンクレイモアは完全に惰性だがあとは大体いつもどこかしら面白い所がある。この夏は豊作だな。それ以外ではWOWWOWで放映されていた「ケモノヅメ」をようやくニコニコで全話観ることができた。このままタダ観では申し訳ないのでこれは来月の給料日にでもBOXを買うよ!本当に。あまりに凄い出来です。同じ湯浅監督作品では以前これ以上のものはないと熱狂した映画「マインド・ゲーム」を超えてしまったと思う。早速周囲の人間には布教しまくっている。こういうときニコニコがあると便利なんだよな。普通はとっつきにくく感じる画調だけど、1話だけ動いている様子を観れば気に入る人は一発で虜になると思う。

そういえば精神的に体調が良くなったせいか、本と漫画もしばらくぶりに読めるようになってきた。今週読んだのは、花輪和一の短編集、しりあがり寿「箱舟」、諸星大二郎妖怪ハンターシリーズ。いずれも心に長く余韻を残し、ずっしりと来る。特に花輪の作品は漫画読みとしては必須項目と名ばかり高く聞こえていたが実際に読むのは初めてで、今まで感じたどの世界とも異質な場所にやってきたような、でも心の底ではよく知っているような気分になり非常に強い印象を残した。多分少し前の自分なら濃すぎるその世界に引きずられて潰れてしまっていただろうけど、今ならなんとか咀嚼して消化しきれるのがありがたい。世の不条理さと純粋さ、残酷さや醜さ美しさを全く等しいものとして表現している(と思われる)のが心地よい。
そして今読み始めているのが筒井康隆の「巨船ベラス・レトラス」。高校時分に筒井にかぶれて図書館で全集を片っ端から読み耽っていたのだが、今彼の作品を読むと当時よりぐっと読みやすくすんなり頭に入る。昔は多少背伸びしてたのかもしれない。久しぶりに読書熱再燃の予感。