投薬日記

ジェイゾロフト11日目。副作用で目立ったものは大体おちついてきた。あいかわらず目覚めは異様にいい。朝の6時に必ず早起きしてしまうのだがそこで2度寝しないと、昼過ぎあたりから猛烈にしんどくなってくる。15分程昼寝をすると回復するので自分で自覚できている以上に熟睡できていないのかもしれない。またひどかった食欲不振はなんとか1日2回は軽く食べれる程度におさまった。またこれだけは飲み始め直後から全然変わらないのだが手の平足の裏に汗をすごくかくようになった。これはちょっと気持ち悪い。それからだんだん顕著になってきたのだが人の多いところに出ていると特に夕方頃は急な不安にかられてパニックになりそうになる。全く内容のわからない漠然とした強烈な不安と焦燥感。いやむしろ正体が全くわからないので余計不安になるという感じだろうか。これはいままで余程調子の悪い時にしかなかったことなのでちょっと怖い。デパスと手許に残っているセディールを飲めばプラセボ要素もあるだろうがなんとか対処できるので、これらを常時持ち歩く事にした。ヤバい、それってメンヘラ?
上記の副作用を除けば、効きは安定してきているので(午前中は何も手につかずただウロウロする、というのは大体なくなった)もう少し続ける意欲はあるが、なんかこう…24時間常に脳にエフェクトがかけられている感覚がしていてどうにも変な感じである。他人と何を調子よく喋ろうにも、俺が喋っているのではなく、俺の周りをつるんと覆っている俺にいくらか似ているが他人のジェイゾロ君という人が勝手に喋っているようである。なんだか俺は自分の殻の中に置いてきぼりになってしまったようだ。何が俺に起こっても、他人がどう俺を評価しても、そんな事俺は知ったこっちゃない。それはジェイゾロ君の事だから自分とは関係ない。この偽者の俺はいつか本当の俺と入れ替わってしまうか、気づかないうちにすこしづつ融合してしまうんだろうか。半分化学薬品で出来ている俺の魂。さようならすこし前の俺。まあそもそも俺は変化しつづける存在だし一瞬前の俺と今の俺は常に別人だからべつにいいのか。だったらこの世界と俺との関係なんて本当にどうでもいいことだな。五感からインプットされるありとあらゆる情報はまったく等質にどうでもいい。ふむ。病んでるなこの連想はさすがに。そもそも向精神薬という手段自体が自分に向いてないのかもしれないな。
あっ、でもこのようにどうでもいい長文をだらだら書き出す意欲が出てきたってのは判りやすい効果だな。ここ読んでる人、そこだけ理解したらいいよ。