「人は皆 繋がっているのよ」

今働いている職場は実写の映像制作を多く行う会社なので
会社保有のちょっとしたスタジオがあったりするのだが
そこで音響の仕事をしている人と少し趣味が近いので
自分の所属するチームがスタジオを使って収録したりするような時には
わずかながら話をするようになった。といっても
まともな撮影のシステムについて今まで無知に近かったから色々教わる事ばかりで
全然対等に話せるような立場でもなく いつも恐縮してしまうのだが。
昔はゲーム会社で音楽を作っていたらしいと他の同僚から話を聞いていたのだが
そういう過去の話は微妙に話したくないようなので
ふと昨日 失礼とは思いながらも試しにgoogleで検索をしてみた。
そしたら。
8年前から散々愛聴してきたとあるTVサントラの作曲者だったことが判明。
ええっ。
昔は制作者のクレジットに注意なんて払わなかったから正に灯台下暗し。
同姓同名も考えられるけど 音楽の趣味と音の傾向が聴き直せば見事に一致してるんだよな…
自分がノイズや音響に興味を向ける最初の端緒になった程の
番組内の独特で面白いSEも担当していたようで
8年間かけてその音のルーツに辿り着いて
それと知らずに影響を受けたご本人と偏った音楽の話をしていたと考えれば
なんとも不思議な事だというか 次スタジオに行った時どういう反応をすればいいのか
自分のような未熟者が直々に仕事の指導を受けているのに思い至りかなり動揺しているのだが
ともあれ 職場に尊敬する人がいるというのはとても素敵な事なわけで
わーいばんざーいばんざーい。今以上に仕事を頑張ろうと思う。
しかしどこに行ってもまず音楽の話なのか俺は。