のだめカンタービレは読んでください

最近久々に填っている漫画「のだめカンタービレ」。レディースコミックは苦手な分野なので噂にきいてはいたものの半分馬鹿にしつつ敬遠していたのだが 読み出したらあっという間に中毒になった。最近では珍しく何度続けて読み返しても面白い作品だ。美しい音楽は何度でも聴きたくなるのと同じ作用で、例えば5巻のラフマニノフピアノ協奏曲2番は何度読んでもあの心臓を鷲掴みにするような冒頭が頭の中で鳴り出して鳥肌が立つ。単なるコメディー漫画としても一級品の面白さだが 吹奏楽をやったり合唱部で指揮をしていた時の記憶がよみがえるようなリアルさもあって(ホルンの音を小さくしろと言われて奏者が気分を悪くしたりオーボエのリードを駄目にしてしまった話で懐かしい気分になった)恐らく本誌では浮いているであろうしっかりした調査の綿密さや今時貴重な先の先まで考えらていると思われる構成の巧さにも感心してしまう。

のだめカンタービレ(11) (KC KISS)のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))





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