やっと長い仕事が終わったのはいいが後に続く仕事がない。急に暇になったのでとぎれがちな日記もちゃんと書けるようになるかもしれない。

この前突如ラジカセがお亡くなりになった。最近またラジオを聴きだすようになった所なのだが しかしもう買ってから6年は経っているので老衰という事か 合掌。とりあえず定期聴取しているdaisy holiday http://www.interfm.co.jp/n03_pro/daisy.cgiTR2の木曜とNHKFMライブビートが聴けなくて困った。
そういうのもあって最近daisy holidayの過去分をずっと聴き通してみたりしているのだが リアルタイムでは特に何とも思わなかったのに 通して聴いてみるとなんていうか考えの違いにちょっと違和感を感じる。選曲自体はとても良いと思うのだが 音響をやたらと持ち上げる割には偏っている気がするし フロアで踊る為の音楽を蔑視した発言が非常に目立つのが気になる。例えば誰々というDJが四つ打ちをかけているので失望した とか。個人の好みを語っている分にはいいのだけど それが正義なのだみたいな調子でお取り巻きもただ同調するのでどうも抵抗感が出てくる。エレクトロニカや音響は新しくて精神的で高尚な音だからとお高く止まっているように見えてしまうのだ。個人的には今流行っているエレクトロニカは単なる新しい流行の一つに過ぎないし 音響系という言葉もその考え方はどんどん一般化していって、プログレがやがてほとんど一般化して目に見えなくなってしまったのと同様にそれ自体の意味を成さなくなりつつあると思う。それから所謂四つ打ちはクラブで大量消費される事もあって軽薄な大量生産品が多いけど フロアでの長い集積によって到達する真実みたいな物もあることを自分は確信している。大体音響やエレクトロニカといってもただ漫然とそれっぽい音をソフトで垂れ流してエフェクトかけまくったら出来ました。みたいな惰曲もやっぱり沢山ある。そういう批判もちゃんとやらなきゃ。そういう番組なんだからいいじゃないと言えばそれまでなので 自分が過剰反応し過ぎなんだけど。でもやっぱり選曲は好きだ。特に旧い曲が良い。

フジロックの早期割引チケットはe+にて無事当選。渋谷での早割店頭販売の19日朝は前日から雨やら雪の予報で もしネット抽選が外れていたらと想像すると心底ゾッとする。去年の3月ですら夜中の2時から整理券の為に並んで あまりの寒さにどうかなりそうだったというのに皆さんどうするのでしょうか。あの時は朝6時に来た人は販売数に足りずアウトでしたが 今回は販売枚数が多いので徹夜せずにいちかばちか始発で来るのもアリかも知れません。センター街のどまん中で凍死なんてマヌケな事はならないように しっかり防寒具と 出来れば小さい椅子か厚い敷物と たくさんカイロを持っていきましょう。寒いのは苗場の夜だけにあらず!それからスペースを取るごつい装備は密かにヒンシュクを買うので控えめに!くれぐれも地元の方の営業に迷惑をかけないようマナーは守りましょう。…さて明日は会社の帰りに凍える行列を見物して帰ろうかねヒヒヒ(悪趣味)

アマゾンさんからはKing CrimsonのDVDが届く。
Deja Vroom [DVD] [Import]
週末の楽しみにとっておく。買ったまま観てないDVDが結構あって次回はまとめてレビューをあげる予定。今はロードオブザリングの「王の帰還」SEE版を観るために「旅の仲間」から順に観直していっているのだ…しかし改めて見返して気付くのは SEE版で時間が上映版より大幅に延びているのにかかわらず尺が足りない感じがする事。説明不足感は随分解消されたが ここのカットあと10フレームは長い方がいいのに という微妙な切りつめ感がそこかしこにある。それから前回観た時はいかにも小説を映像にする時にありそうな、登場人物が急に長々と詩的な述懐をのべる所が沢山あって違和感を激しく感じていたが(原作ではそういう所が肝要なのだが)字幕を無視して英語だけで意味を汲み取ろうとすればその感覚は大して起きない事に気がついた。多分韻を踏んでいたり抑揚も場の間合いに合った言葉の発し方をしているからだ。
あとやっぱり何度観てもレゴラスさんは流石だ。レゴラスさんほど殺る気満々のエルフは見た事ねえよ兄貴ィ。彼だけ絶対何か違う生き物だ。パーフェクトジオングとか。

火曜は1週間の中で一番テレビを観ている時間が長い。まず最近は楽しみで仕方ない少年チャンプルー。昔はダパンプの人があちこち出向いて社会見学をダラダラとこなす内容だったように思うが今はめっきりダンス甲子園だ。今回は一人で白い仮面をつけて踊る、ひとりでできるもん という人が面白くて仕方ない。ダンスの種類としてはポッピングというのだそうだが素人の自分にはよく分からない。毎回自分でトラックをMIXしてくるようでその出来からして面白く、この回は自分で吹き込んだと思われるダンスの振り付けの内容と猪木の熱い喋りをMIXしてそのままに踊るという反則気味・ある意味前衛的な内容。でも動きが凄いから納得してしまう。審査員には怒られていたが、これを応用して例えば選挙演説とかニュースをトラックにして踊れば凄く格好イイんじゃないかな。人間の喋りってテンション上がってくるとアブストラクトなドラムンベースに聞こえるし。ああすごく観たいよそういうの!

続いてチャンネルはそのままMONSTER。今回はみんなのアイドル、グリマーさんが拷問に逢う話なのだが まさか爪切りで指先ごと少しずつ切り落とす拷問をああまでリアルにしつこく描写するとは思っていなかった。普通この手の残酷な場面はカメラは窓とかどっか関係ない場所に逸れていてせいぜい音だけがするものだが これは爪切りの刃がぐっと食い込む様を克明に何度も描いていて…うう。気付くとキリキリと胃痛が。ここまで地上波で流せるのはMONSTERという作品の力の強さなのか。毎回作画も安定して良いし演出も質が高いのでここは半端に誤魔化さないでやっておくべきだったのだろう。

最後に巌窟王18話。前回モンテクリスト伯爵の真意を知ってブチ切れたアホ…もといアルベールが剣と鎧で決闘だーと手袋を叩きつけた訳だが 今回は急にロボアニメになっていた 笑 ロボットもとい巨大な鎧の金属的な駆動音が色々鳴っているのはとても良い事です。あれだけでご飯が食べられます。ちょっとF.S.S.を思い出す。結局1話丸々決闘に費やしたのだが 絵的にはなかなか美しい場面が色々あり アルベール君の代わりに鎧を着けたフランツの覚悟や怯えの描写も十分良かったのだが さすがに鎧の四肢を落とされて中の人が絶叫してみたり血のような液体を噴出させまくるのは やや悪趣味に過ぎるのではないかとも思う。そういうのは個人的に大好きだが そこまで何度もやられると演出側の押しつけがましい自己満足がチラチラ見えてきてしまう。いやまあ小生そういうの大好きなんだけどね。瀕死にもかかわらず鎧の中で剣を握り伯爵を待ち受ける絵なんか大好きですよすんません。次回アルベール氏には安直に精神崩壊とかやってほしく無いものだ。そこでシラフを保って耐えてこそ復讐され甲斐があるというもの。