気が付けば家でビデオ観てごろごろしているだけという最悪の休日をやってしまう。
映画1本目はスタンリー・キューブリック監督のフルメタル・ジャケット。子供の頃断片的に観た記憶はあるのだがほとんど忘れていたので再視聴。ずっと戦争物だと思っていたがそういうのじゃなかった。戦争の悲惨さとか厳しさが描きたいのではなく ただある状況に放り込まれた人間達の感情を表現したいだけなのだろう。あちこち精神的負荷の高めな作品だが 笑っていいのか困る程ユーモアが多くてどう反応したらいいのか戸惑う所が多いが印象には強く残る。冷徹ですっきりした構図が美しい。
2本目は同僚に勧められてベン・スティラー主演、監督の「ズーランダー」。ほぼ前知識無しで観たら全然予想と違っていた。笑える映画だと聞いていたのだがその点はやや微妙。あちこち笑える小ネタで埋め尽くされているのだが話自体では笑えない感じだ。話があっちにいったりこっちにいったりして伏線を消化しきれていないからか。でもミラ・ジョヴォビッチのフェティッシュでビッチなキャラが観れたのは良かった。それからほんの少ししか出てないけどデヴィット・ボウイが!すばらしく格好良い。作中の並み居る美男美女達の誰よりもぶっちぎりで格好良い。声も動作も何もかも絵になるなー もはやイコンと呼んで差し支えない。

外に出る気が起きなかった原因の アマゾンから荷物の受け取り。
マインド・ゲーム オリジナル・サウンドトラック Cell-Scape
映画MIND GAMEのサントラが何故か980円と大安売りだったので まんまとつられ1500円以上にして送料0にするべくMELT BANANAのCell-Scapeを付けて購入したのだった。



あと値段が安かったのでこういうコンピDVDを。
Goth - Ultimate Collection

一応ゴス系PVのコンピという事になっているが ゴスというよりはインダストリアル系も多く有象無象な感じで入っていて訳わからん状態だが この安さに50曲以上の内容ならいいかという感じ。こういう古くてガサガサした映像好きだしな。DVDの2枚組なのだが 普通の表紙もない黒いトールケース2つを紙箱につっこんであるだけという大雑把な作りなのが笑える。自分的に目玉はノイバウテンとスロビング・グリッスルのライブ映像が少し入ってたのが高ポイント。時代を超えてすばらしい。



くるりのやっているFMラジオの深夜放送で この間パット・メセニーの曲が流れていたのだが それがあまりにも良くて聞き惚れてしまいアマゾンで調べてみる。メセニーのギターも良いのだが 本当に気になったのがベースの音。もうこの音はアレしかない。歌うような潤いのあるこの音は。という訳で結局これだった。早速注文。
Bright Size Life

ラジオ中でかかっていたのはこの1曲目。表題作「Bright Size Life」。緻密に音で織られた水彩画のようだ。
フュージョンも含めるとジャズの聴き始めがジャコ・パストリアス及びウェザー・リポートだったので 今までジャコの音は良いけどベースとは基本的にそういう物なのだと思っていた様だが 思わぬ所で聴かされると 彼の音の特別さみたいなものが解った気がする。