急にやる気でてきたわけで

昨晩は珍しく定時で退社して、高円寺ペンギンハウス


『音速直感型構築的即興デュオ&ソロ』
内橋和久(g アルタードステイツ)
吉田達也(ds ルインズ


行って来ました。
地図もなしに住所だけ頼りに初めての箱にいったので迷う事20分。


最初は吉田達也のRuins aloneで
ローランドのSP-303でしょうか、サンプラーでベースやメロを出して
現在はいないベーシストのパートを補完してRuinsを演奏するというものです(多分)。
視覚的にかなりシュールなことになっていて面白いのですが、
やっぱり相方が人間の方がいいなー。リズム運びが淡々としすぎる感じがします。
後の内橋さんとのセッションを観てそれは更に感じました。これが15分位。


次は内橋和久のソロ。こちらはまったく初見なので興味津々です。
ステージの小さなテーブルを前にギターを抱え椅子に座ると、
おもむろにギターの弦をひっかき、卓上の小さな機器をなにやら素早くいじります。
おおー。
弦を弾いてる時の音はリアルタイムで出さずに一旦エフェクターサンプラー?の様なものに入れ、
そこから音をいじって即興で電子音なものを鳴らすしくみのようです。
とても不思議な感じ。
足りない例えで言うと決まった拍子の無いレイハラカミという感じに近い感じでしょうか。
音色は似ています。
スクエアプッシャーがライブでベースとエフェクタだけで即興をするのにも近いかもしれませんが、
あれよりもっと繊細な感じです。
アンビエントなのか?でもアンビエントと言えるのか?よく判りません。
すごくなげやりに分類したときのアンビエントとはいえます。


間少し休憩が入って、最後に吉田氏と内田氏のユニット。
内田氏のソロの時からずっと気になっていたステージのテーブルの上の機材と
一緒に置かれていた餃子の包み(お持ち帰り)に漸く吉田氏言及。
冷蔵庫に入れて欲しいらしい。ユルすぎる…
本日はこのユニットでのツアー最終日で、ずっと録音してきているとの事。CDも出すらしい。
録音は後方に置かれたibook(白はんぺん)でやっている模様。


演奏は唐突に始まる。キター!いいですこれ。
ソロでは繊細な音だった内橋氏のギターが、今度は豪快に鳴り響けば、
それに恐ろしい程息の合ったドラムが気持ちよく荒れ狂う訳ですよ。(語彙貧困だな…)
しかしみんな良く動かないで聞いていられるものだなあ。そういう物なんでしょうか。
とりあえずこのジャンルには新参者なので大人しく聞いてましたが
動かないでいると今度は逆に音にやられて固まってしまいました。こういうものなのか。
ずっと固まって聴いていると少し疲れて音に入り込む集中力が切れてきたのが残念です。
一番良かったと思えたのは2曲目とアンコールの1発目出だしで
(惜しくも録音してなかったらしく途中で止めてやりなおししてしまった)
それだけ良いものが聴ければ十分満足でした。ヒヒヒ。


この数年間音楽関係の催し物といえば
身内のパーティーがややアバンギャルドなのを除けば
フジロック以外はほとんどテクノ関連だったので
小さい箱で座ってライブを観るというのは
先日行ったピットインのペインキラーに続いてまだまだ新鮮な感じです。
こういう音はまだまだ聴き始めで現在右も左もわからないのも、
テクノのクラブに狂った様に通いだした頃の金鉱掘り当てた俺フィーバーっぷりを
やや彷彿とさせる浮かれっぷりかもしれません。落ち着け。




今日はこれから、
三軒茶屋GRAPE FRUIT MOONにて
変拍子ナイト番外編 vol.2」
flat122 川崎隆男(kb) 平田聡(g) 田辺清貴(ds)
ナーナー 沢田穣治 b (ショーロクラブ) + 坂元健吾 b (高円寺百景) ゲスト:吉田達也
る*しろう 金澤美也子(p,voice) 井筒好治(g,voice) 菅沼道昭(ds,voice)
http://www.grapefruit-moon.com/index01.html


合唱部在籍時の変拍子キチ属性が復活して来ました。
変拍子満載な楽曲の指揮ってすっごい楽しいですよ。余談ですが。


そしてこれが終わればそのまま、
朝霧JAM行って参ります!もう今朝車運転する友人宅にキャンプ一式置いてきました。