会社のお手洗いに、上司がいつも花を1輪買ってきて生けている。
毎回気の利いたちょっと風変わりな造形の花で、いつも心が和むのだが、
その洗面所は誰かトイレを使用する時にだけ電気をつけるようになっている。
要するに、人が観ていない時はずっとくらやみの中なのである。
花はどう思っているんだろう。
そんなことおかまいなしですよ、という風に、私の前でいっそう鮮やかに咲いてはいるのだが。

思い出した一曲:ASA-CHANG&巡礼「花」


さっき見たらピンクのガーベラが1本増えていた。いつも花を挿している上司も知らないという。誰だ。



この前の日曜日、僕のいる会社を辞めて余所に勤めている友人と映画「24hour Party People」をみにいった。
その友人は筋金入りのニューウェーヴ好きでクラフトワーク好きのナイスな奴である。
それはともかく、映画を観た後、喫茶店に入って世間話をしているうちに、現在の職場の人間関係の話になった。


僕 「やっぱり上司とか同僚の人柄って、仕事内容より重要だよな。今の職場はどうなの?」
友達「あーいまねー、すごいみんな大人の人だなあって感じだよ〜」
僕 「大人?みんな老けてるって事?」
友達「いや、そういうのも少しあるけどねー、この前、実家の親が倒れて入院した、って言ったら、
何も言わずに快く休暇を1週間くれたのよ〜」
僕 「おおお、そりゃあ大人の職場って奴だなあ確かに」
友達「でしょ〜」


まてよ、すると、僕の今までいた職場はどれもお子さまな職場って奴なのか。
…妙に納得した。