TAICO CLUBとかガンダムとか

お台場ガンダムってありますよね。あれを観に行こうと思うんです。新調した自転車で、夜明けに観に行きたい。兎に角何でも良い建造物は夜から朝にかけてずっと眺めていたいものですし。なんだか中二病ですね。本当は今日の夜中から出発する予定だったのですが、深夜から雨続きの予報なので順延し、
日曜深夜1時くらいに出発、中野〜新宿〜銀座〜築地経由でチンタラと晴海通りを通りお台場へ
3時くらいに到着、写真とったり寝たりする
夜が明けきったら築地市場に戻って寿司喰う
定時で出社
これでいきたいとおもいますよ。多分曇りなのは残念ですが、近頃日差しも強いしねえ…
日差しで思い出しましたが、先日のTAICO CLUBでは前日まで土砂降り予報だったのがおもわぬど快晴になってしまいまして、テントやレインウェアなどの悪天候対策はフル装備だったんですが、基本アイテムなはずの日焼け止めを完全に失念。長袖だったんですがこの襟周りが広くて、気がつけば怪我に近いレベルのひどい日焼けを首まわりだけやってしまったという変な具合です。でも本当楽しかったなあ…メンツも良かったけど、場のサイズと客数のバランスがちょうどよかったです。いつもは場内の移動に果てしなく時間がかかる規模のイベントしかいってなかったので、楽なことこの上無しでしたし。
以下の面子を観ました。
・SIS
しらない方でした。イスラエリーなウワモノのミニマルテクノっぽいライブでした。イスラエルっぽい音階でエレクトロニックな音楽というときらびやかなゴアトランスを真っ先に思い浮かべてしまうのですが、これはしっとり抑制された感じでなかなか良かったです。
ZAZEN BOYS
初めてこのバンドをかなり前列の方で拝見しましたがやはりメンバーの演奏力が半端なかったです。特にドラムの音の重さは凄まじいです。今回はテクノイベントにやってきた外様枠みたいなもんで、エンターテインメント性を意識したなるべく判りやすい内容・演奏という印象を受けました。(といっても単独を観た事無いんで想像ですが)それでも客の反応は良くてなかなか盛り上がったと思います。テクノのフェスでノリノリのコール&レスポンスが成立するのを初めてみましたw スクエアプッシャーがヘッドライナーのイベントですから、この手の即興的で技術力の高い生演奏というのは意外とウケが良いのかもしれません。…体を動かすことに抵抗感のない客層ならではとか、あったんでしょうか。
ATOM TM
セニョール・ココナッツとかやってますが本業はいわゆる音響・エレクトロニカ系(死語)のひと、アトム・ハート。この人のライブも初めて見ました。さっき死語とか書きましたが流石本家本元の人は素晴らしいよ。広いステージの上にでっかいREDを敷き詰めたようなスクリーンが左右2面、真ん中にぽつんと小さい機材一つにびしっとネクタイスーツのドイツ人が直立。こ…これは…一人版クラフトワークっすねw 伊達にセニョールココナッツ名義でクラフトワークのカヴァーアルバムを出していないな。しかし超シリアスなグリッチノイズのテクノの合間に、ラテンテイストな本人ボーカルのトラックをちょいちょい流してみたり、VJ映像(演奏とシンクロしている)にはどうみてもフェ○です。ありがとうございました。なカットを仕込んで来て、観客の眼が「あれ…もしかしてやばくね?(ゴクリ)」と画面に釘付けになってきた頃合い、いきなり本人の強面なドアップが出て来たりと、無機質な外見の下にはユーモアがたっぷり詰まっていて、音だけでなくパフォーマンスとしても大変楽しめました。今回観た中では一番洗練されたライブでした。
Squarepusher
先日もうこれについては書いてしまったので大方省きますが、彼のライブはなんでこんなに魔力と言い放ってもいいほどの力があるんでしょうね。最近のアルバムは確かに新しい試みを盛り込んでいて面白かったのですが、その前々作のUltravisitorほど革新的かつ心を打つかというとちょっと微妙ではありました。ライブが始まったときも最初の2曲目まではトラック垂れ流しにトムがベースを弾くだけかー、みたいな、カラオケを聴かされているような違和感、トラックとベースが上手く合っていない距離感があったのですが、(いやカラオケにしても超絶的なんですがw)3曲目からだんだん一体化しグルーヴ感が出て来て、そこで生ドラム登場ですよ。恐るべき正確無比なドラミングなんですがそれでも打ち込みとは全く違う!これが「バンド」というもので、これこそが今回のトムの試みの核心なのだという事をすぐ肌で理解しました。そりゃみんなアガるって。アルバムのライナーに、「夢で架空の、格好いいバンドのライブを観たから再現してみた」などと述されていましたが、いやまた適当なこと言って。前からこれがやってみたかったんでしょうが。とも思えてくる。特に面白かったのがメタルっぽい曲になると、だんだん音が過激に歪み、増幅され、スピードが上がり、しまいにはアルバムGo prasticのようなほとんどハードコアノイズみたいな音響(ただし生演奏)に到達した所。アレック・エンパイアとかハードコア・パンクな人たち、また所謂轟音系のバンドが近い領域に先達としているのかもしれませんが、スクエアプッシャーでおなじみのノイズはこういうロックの感覚から発生しているのかということが垣間見えて非常に興奮しました。まあアシッドテクノをやる前はメタルバンドをやってたそうなんで、当然といえば当然なのかも…
RICARDO VILLALOBOS
実はちゃんとDJ聴いた事ありませんでした。ミニマル好きなのにこの数年まともにクラブに行っていないという体たらくの結果がこれだよ!しかしこれはエロい。上品なハウスミュージックのような繊細さでゆるゆると展開していく。抑制が効いていて、なおかつ享楽的。実にオサレなミニマルテクノだ。3時間くらいやっていたそうだが、ここでさすがに体力が尽き1時間くらいしか踊れなかったのが悔やまれます。
・NICK THE RECORD
この方も存じ上げません。ノンジャンルなおきらくテイストのDJでした。ヴィラロボス聴いていくらか寝て、朝からはもう運動後の体操みたいなもんで惰性でだらだらと楽しみました(そしたら例の日焼けが)。音は可もなく不可もなくって感じでしたがさすがに正午過ぎに超アッパーなのは勘弁で(屋外レイヴではよくある事だが)、帰る準備も心置きなく出来るしこの程度のゆるさが丁度いいです。

・岩魚の串焼きおいしかったです。3匹喰った。あまりの食べやすさにスナック感覚でムシャムシャした。屋台の兄ちゃんが「近所の川でとってきた」といってたがあまりの岩魚の売れ具合に乱獲を心配してもうた。来年も喰う気なので。