[映画]ダークナイト

朝一で丸の内ピカデリー1に見に行ってきた。なんでこれいままで忘れてたんだろうってくらい全然存在を気にしてなくって、たまたま早朝近くまで出かける用事があったからついでに観にいったんだけど。
やられた。映画館出て、そのあともどんどんじわじわ心に来て、結局六本木ヒルズのレイトショーでもう一回観にいった。
正直バットマンシリーズは自分としては第2作のティム・バートン監督によるバットマンリターンズが至高であり、確かにノーラン監督1作目のバットマンビギンズも新約バットマンとして、良い出来とはおもっていたがそのランキングを覆すほどではないと思っていた。
しかし…、もうこれを観てしまったら後には戻れまい。バートン監督の世間からのつまはじき者達に対する愛情で出来ていた、グロテスクだが居心地よく心温まる御伽噺の世界はどこかにいってしまった。善悪の基準が失われていく世界で敢えて善悪を体現しようというバットマン、ジョーカー2人は果たして狂人なのか、それとも周囲が狂っているのか…
ってそんな簡単な話じゃないんですけどね。語るべきことは多すぎて、書きたくなくなるくらいなんだけど、とにかく脚本も、演技も、素晴らしいです。それに単純に絵がいちいち格好いい。しばし構図がハリウッド映画というよりヨーロッパ映画っぽく、登場人物達の人格のユニークさが構図に忠実に反映しているのがいいです。そういう意味でも冴えているシーンはやはりジョーカーの独壇場。ヨタつきながら病院を出て行くジョーカーの背後に広大に広がる、ちょっと地平の傾いだ、抜けるような青空。某所から脱出に成功し車中から顔を出したジョーカーの動物的なまでに純粋で清清しい表情と背後に流れていくゴッサムの風景。この2箇所だけ取ってもこの映画が抜きん出ている事の証明になっている。

やばい

すごく調子が悪い。本当にぼんやりしているというか、痴呆っぽい。物忘れが酷すぎるし、意識が空白になっている時間が多すぎる。乖離が酷すぎる。この文章を書いているような、主体性を保っているときにおいても、魂が半分以上抜けているというか、なんか夢をみているような、目は見開いているのに何も感じていないというか、ずっと続いているパニック状態というか、多分頭がおかしいと思う。必死に普通のふりをしています。というか何が普通なのか全然わからないんですが。平衡感覚が全くなくなっているというか。仕事がずっと忙しかったのがひと段落ついたから、完全に気が抜けているようにも思う。そうであったらいいです。

ソムリエナイフ

やまやで買って愛用している購入当時確か100円ぽっちのソムリエナイフと、普通に出回っている一般的にクソ高いソムリエナイフと一体どう使い勝手が違うのよ、とおもっていたが昨日止むを得ない事情で1200円(これでも非常に安い方)のものを買う羽目になり、そんなレベルでもやっぱ全然違うという事がわかった。でもやはり俺は一人で粛々と自宅で飲むのが主であり、どんなに良いソムリエナイフの使い心地が良かった所で、現在100円の方で普通に開けられている以上大して必要でないことも判った。

お薬

ここ数日仕事は少し楽になったのに、日増しにわけのわからない不安が募ると思ったらもしかしてこれは先週末から止めているデパス離脱症状なのかしら。と今(03:00)、「ロボットに殺されそうな局面で息をじっと潜めて隠れている所を急に細胞の断面図と染色体の写真がフラッシュバックして自分という存在は生命活動のどこにも存在しない事実にさらに恐怖する」という意味不明で有る意味器用な悪夢で起きて思いついたのだった。一日1錠でも出るもんなの?1年以上飲んでるのがいくないのか。死んだら負けだと思っている。がしかし辛いなあ…今日1日音楽聴く気にすらなれなかったです。。やっぱデパス飲むか…