春アニメが豊作な件について

なんだこのアニメ。紅。面白いな。というか、凄い。
話の設定自体は比較的どうでも良くて、
キャラクターの設定もよくあるテンプレートを基にしている感じなのだが。
プレスコで作ってるらしく(声を先に収録して、絵をそれにあわせて作る)
声、絵ともに芝居のすばらしい生々しさ。特に3話の、学校の廊下で話の食い違っている3人が
それぞれめいめいに喚き散らすシーンとか。いやそれ以外も実にいいんだけど。
会話と会話の間が、危ういバランスで繋がっていて、キャラクターたちの息遣いを感じる。
それに、絵の構図も本当に美しい。なんていうか映画的?
同じく3話で、紫という幼女が新体操のリボンを振って学校の廊下を歩くシーン、
このカットだけで相当おなか一杯だ。
人物の移動やレイアウトで関係性、物語性を描くという点がとても積極的に感じられる。
これらの演出が相乗的に噛み合って、自分でも驚くほど物語への没入感がある。
どうってことない感じの話のはずなんだが。
こんな体験は初めてかもしれない。
今期の視聴継続アニメの評価は
【突き抜けている。もはや貴重品】 紅、カイバ
【期待を裏切らない】ギアスR2、マクロスF
【意外と良い】ペルソナ(前期継続)、ホリック継、RD、ブラスレイタードルアーガ

予想外のアニメ漬け。いろんな方向に振り切った感じのが多くて嬉しい。