8/7 高円寺百景 レコ発ライブ@初台DOORS

さて、web界で恐らく最も遅いフジロックのレポ(というかただの感想)を書いた後は web界で最も遅い高円寺百景のレポ(というか感想)ですorz
早いチケット番号を取っていたので結構前の方で観れました。なぜか吉田達也関連の客はテクノ系のライブより身長の平均が高いのでうっかりするとステージが何もみえないのですorz 前付近の方々はなんだか見覚えがある人もいる…多分フジでブリューやCGTを観ていた人もいたでしょう。今回は2部構成で、前半は今まで出た1st〜3rdからのみ、後半は今回でた4thのアルバムからというものでした。しかし3rdの頃からは大幅に変化したメンバー構成…今度はギターが無い、キーボード担当が変わった、サックスの導入、そして全員歌う 笑 この間のライブでやった新曲のみの披露は全く問題無い堂々たるものでしたが ちゃんと旧曲も練習し切れているのか。
そういうハードルのせいもあるのか 前半の旧作からの曲はバランスが悪くてプレイ自体もうまく噛み合ないもどかしさを強く感じました。分かりやすいリフレイン部分に入ると急に調子が良くなるという 笑 なんか全体にピッチが低い感じもしたし…バランスの悪さというのは ああー低音部が声も楽器も全然足りない!もっと濁った音が欲しい!とかが主ですかね。1部の途中でさらに小休憩が入り そこでベースの坂元氏が沖縄から東京にまた戻って来ました宣言。あとなぜか一人だけ極彩色の南国シャツを着ている件について 笑 1部の後半はすこし息が合って来て一応納得のいく形で2部へ。 休憩が終わって出演者がステージに戻ってくると何故か坂元氏の極彩色シャツが普通のシャツに 笑 しかも最後まで誰も突っ込みを入れないので余計気になる。  
第二部の新譜のみの演奏はやはり素晴らしいものでした。急に生き生きと色が鮮やかになったようで やはり慣れているからという以外にも 重たい音色でゴツゴツした旧曲と滑らかで明るいお祭りっぽい雰囲気が強い新曲では 女性が半分以上を占めている今の編成には後者の方が向いているのでしょう。ちなみに 今回は坂元氏やkeyの金澤氏が作曲を手がけたものもあり ちゃんと高円寺百景の形式を基本的に踏襲しながらも ちょっと新しい感じが入ってきていて 乱暴にいうと なんと少しポップな感じがします 笑 特にこれは新譜Angherr Shisspaを物販で買って自宅で確認してみても思ったのですが 坂元氏作曲のRattims Friezzでの吉田氏のドラムが 出だしから最近のブンブンサテライツとかにも近いテクノ的な感覚のロックのフレーズでそれが今までの音になじんでいるのが新鮮に感じました。 旧来の感じを守って欲しい人には気に入らないのかもしれませんが こうやって新しい要素が混じっていくと 今後面白い感じに発展していきそうで好感が持てます。
新譜は30枚程持って来ていたのが全部ライブ中に完売との事でまずはめでたし。客の入りも振り返ると後ろまでかなり入っていました。最後に今後のライブの告知があったのですが 少し気になったのは9/5のDOORSでの前にも少し書いたペインキラーのライブについて。週末でもないのに開場8時、開演9時半とかなり謎な時間のスタートで、その理由について吉田氏が「当日FANTOMASのライブが渋谷のクアトロであるので それで遅めにスタートしてみることにした」というもの。何故FANTOMASが時間に影響するのか?確かにペインキラーとマイク・パットンは一緒にやった事もあるし 実際今回のFANTOMASの前座にペインキラーが出るという話もあったようで(しんどいライブだなあ)全く関係無い訳でもないのですが これはジョン・ゾーン先生がファントマスを観に行きたいのか?(律儀そうだからありえる)それとも逆にファントマスの方がDOORSに観に来る、いや乱入するのか(恐ろしい話だ)。 その上この5日のライブには怪情報がいくつか流れて来ていて(一部は何故か会社の同僚から…世間は狭い) どうなるものか本当によくわかりません。整理番号通り並んで8時に入ったら9時半まで何をしていればいいんだー(とりあえず考える前にチケ買った)

今後観に行く予定のライブは、21日の蝉文字(シカラムータの大熊氏+大文字)、27日のデヴィッド・クロスと是巨人、9/5にペインキラー、そして10日には、大阪に遠征して吉田達也の叩きっぱなし、もちろん一番の目当てユニットはルインズ波止場ですよ!一度は実物を観てみたい。 で 16、17はMAGMAという訳で…大変だなあ。どこか不思議に偏り過ぎな気がするのですが気のせいでしょうか。家では宮殿とDisciplineとMASADAを聴く日々です ふぉおおおお混沌こそ我が墓銘碑(完)