今読んでる本 憂鬱と官能を教えた学校

やっべー読むの止まりませーん。面白すぎ!面白すぎて読み終わるのが勿体ないので1日1章づつじっくり読んでいくのだがそこで今日はおしまい!とするのがとても辛い。ああ次が読みたい。今までそこかしこで断片的に仕入れてきていた半端な音楽の知識が バチバチとパズルが組み上がっていくように系統立てられていく快感。音楽の知識というものは別に作曲演奏する側でなくとも それなりにあればよりその曲への理解も没入度も深まると思う。「音楽を愛する技術」という帯のコピーは言い得て妙。バークリー音楽院というアメリカの音楽学校で使用されている、現代の音楽教育のバイブルというべきバークリーメソッドの要点を解説しながら それを通して現代生み出され続けている商業音楽の本質について解き明かしていくという内容。とお題目はカタいが非常に読みやすい。途中でよくわからない事柄が出てきてもそのまま読み進めれば後でフォローがちゃんと入る。それに単に面白いノンフィクション読み物としてもお勧めできる。スノッブ臭い独特の語り口はネタとして割り切ればいいんじゃないかな…