精神的疾患の一種

朝霧の前日には1日にも書いたように
三軒茶屋GRAPE FRUIT MOONにて


変拍子ナイト番外編 vol.2」 flat122、ナーナー、る*しろう


に行って来ました。
前から書いているようにこの界隈の音や箱やファン層の様子を本当全然知らないので
吉田達也を起点に色々聴いてみようという自分内キャンペーンが進行中の今
全然先が予測できなくて自分でも腹痛いです。緊張と恐怖とテンションの高さで。
ライブハウス向かう途中急に吐き気と胃痛とか子供か自分。
というのも状況を知るにつけ判ってくるのは
かなり内輪ノリみたいな狭い雰囲気があるって事で
今回のもそうだったのですが気づくと観客の半分くらい関係者?みたいな感じで
うぉっなんだか場違いな所に迷いこんじまったぞゴルァ的な
私チョット異邦人〜な気分になるのがちょっとしんどくてアレな訳です。
あと音自体もたまに怖いです。それは恐らく畏怖の類ですが。ほんと緊張します。
でもがんばりますよ!


まずはflat122というバンドで、
非常にきっちり作りこんだクラシックの室内楽を連想させる音でした。
ジャンル的にはカンタベリーなのでしょうか。
ピアノがそういう弾き方だったのもありますが、
ドビュッシーとか印象派のクラシックを今風に表現すると
こういう感じかなという風にも感じます。
ドラムの人がまだ入ったばかりらしく、譜面観ながらだったせいもあってか、
全体的にちょっともっさりした感じになってしまっているのが勿体なかったです。
CDで作りこんだものをヘッドフォンで聴けば面白いかなと感じました。

次はナーナーという沢田穣治と坂元健吾のベース2人ユニット。
探るように編むように出していく静かな音像がかなり気持ち良いです。
ただ少し個人的には残念だなあと感じるのは、坂元氏のたまに入るボーカルが
姿勢が前屈みだからというのも多少あるでしょうが
ちょっとおざなりだなあというか、とりあえず出してみましたというか
音の張りつめた感じにそぐわない感じだったのがかなり気になりました。
もっと、ここでこういう発声で出さなきゃ美しくないという
切実?な感じがあって欲しかったです。
途中からゲストの吉田達也氏がドラムで参加。
えーと、正直氏の演奏が入ると冷静に聴けてないので詳しくは無理ですが
とりあえず前日の高円寺でのライブより良かったです。
もうここの部分だけでも今日は満ち足りました。良かったなあ…
ジャズでもそうなのですが、即興のセッションが続いて、
なんとなくここで締めだろう、という所で誰かが違う考えで少し音を余計に出して、
そこから咄嗟にそれに合わせて即興を続けて互いの出方を読み合ってさあどうするんだみたいな、
息の合いきった完璧なプレイよりもそういう人間臭い不安定でドキドキするような部分が
自分的にはたまらない訳で、
焼き餃子の程良い焦げ部分みたいなそういう美味しい部分でも
とびきりの所が味わえて良かったなあとしみじみ。



最後に、る*しろうのライブ。


うわっ 3人とも完成度高けぇー。


…いや、それで終わりって訳ではないのですがまず来るのがそういう感想です。
プロです。プロがここにいますよ。(意味不明)
演奏・パフォーマンス共に非常に熟練してます。
その代わり不安定さから来る面白みや暴走力はやや少な目です。
曲自体は非常に暴走チックなのですが、
何か演奏的に暴走分が足りないのが自分の好みとしてはネックです。
上手すぎるとでもいうのでしょうか。だんだん自分でも書いてて訳わからなくなってきました。
ジャンルはプログレなのでしょうか。
ボーカル兼ピアノの金澤美也子のプレイは迫力アリ+非常にキャッチーであり、
フュージョンぽいギターの井筒好治とドラムの菅沼道昭は
難しそうな所を非常に安定してプレイしていて、
面白い事をとても聴きやすく提供している感じからして、
そのうちジャンルの枠を越えて有名になるかもしれないと思いました。






次のライブは
ひょっとして10/24、渋谷 ONAIREAST
Edge of the Century 2004
Poison ldea from U.S.A
Special Guest:S∴K∴V∴「SAKEVI+古館徹夫+吉田達也
鉄アレイ/COLORED RICE MEN/etc.


ハードコアパンクというので合ってるでしょうか。大丈夫か自分。
ロックのライブはフジ以外昔インダストリアルとゴス系に
行ったこと位しか無いのですが
これは真剣に恐怖です。でも相当テンション高い時なら合いそうな気もします。
検討中…