第二回「黄巾の嵐」

紳助・竜助は前回と同じ服だな。冒頭は胡人についての解説。「シルクロード」の映像素材がたくさんあるからこの手のものはお手の物。
義兄弟となった劉備たちは義兵の募りに応じて黄巾討伐の陣を構える盧植将軍の許に参じる。しかし盧植は留守中、不遇の目に遭う３人は飯炊きをさせられるが張飛の食い意地のせいで失敗、大の豪傑が３人ならんでしょんぼり姿で叱られる…関羽が飯炊きの事でうなだれているとかシュールすぎるw 他にも今回は妙にギャグシーンが多い。張飛が「来たかチョーさん待ってたホイ」とかネタが風化しすぎてて涙が出るわ…
ようやく戻ってきた盧植は劉備との再会を歓迎するが、宦官の機嫌を損ね早々に更迭され都に送り返されてしまう。その後任としてやってきたのがかの悪名高い董卓。今後の行動について意見が割れ陣を出てしまった３人は、追われている美芳、淑玲とともに荒野で黄巾軍の大群に囲まれてしまったのだった…
今みると相当話を単純化しているな。今回は特に物語上の大きな動きは無し。1話でたくさん詰め込んだので、劉備達三人のキャラクターと「都は宦官のせいで腐敗しています」「黄巾と董卓は悪い奴」という基本情報を子供心にしっかり刷り込んで置く下準備の回といえる。
ギャグ成分が多かったせいもあるが、声優の演技も少し自由さが増して脚本上にない情報がいろいろ盛り込まれていたように思う。しかし盧植将軍の造形は本当にいいなあ…顔も良いが黄系で統一された鎧など衣装もほれぼれとする。老人キャラがいると画面が引き締まる。
＜キャスト等＞
出演…島田紳助、松本竜介
声の出演…谷隼人（劉備）、石橋蓮司（関羽、張角）、せんだみつお（張飛、黄巾の一般兵）
伊佐山ひろ子（美芳）、長谷直美（淑玲）、岡本信人（曹操ではない。一般兵？）
三谷昇（盧植将軍、他官軍一般兵）
脚本…田波靖男
制作…久保田弘
技術…川島元
美術…荒木幹夫
効果…鈴木晶博
演出…佐藤和哉

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