5/30
同僚の送別会で焼肉に行く。キャッキャッと何の情報も含まないアルコール分高めのふざけ合いだけが延々と続いて、その雰囲気を壊さないようにどうにか生暖かい目で眺めていたがやはり挫折して一次会で帰る。このまま惰性で居たら貴重な週末をMPの底がついたままでで台無しにしてしまいそうだったから。仕事上ではこの上なく付き合いやすい善い人達だけど、職場を離れると本当どうにもならないなあ…。特に毒にも薬にもならない内容ゼロの通信をしあうという作業自体を媒体に、彼等は何か精神的な利益を得ているようだが、残念なことにその通信は俺のプロトコルの仕様外だ。その場における適切な価値観というのがいまいち把握できない。くどいが、つまり「何を喋っている」のかよくわからん。別宇宙だー!。

5/31
先週行った森美術館の「ターナー賞の歩み展」http://www.mori.art.museum/jp/index.htmlで興味を持ったサスキア・オルドウォーバースについて、新作映像「デッドライン」を上映しているとの事で勝鬨橋のオオタ・ファインアーツに行く。
今までの湿った、体液っぽい作品より雰囲気ががらりと変わり、題材がアフリカを舞台にしているということもあって非常に風通しの良い、ビビッドで硬質な映像になっていた。
森美術館のようにナレーションが字幕で和訳されているわけではなかったので具体的な話についてはおぼろげにしかわからず(主に俺の足りない脳みそについて)残念だと思ったが、映像言語だけでも不足を感じなかったので善しとする。「プラシーボ」などの過去の作品については、女性の神経質でじめじめした内面をうっかり見てしまったような、なんともいえない胃もたれ感があったのだが、アフリカの民話という要素が上手く中和していたと思う。しかし緻密な構成美は相変わらず。映像の組み立て方としては一連のストーリーに沿った彫刻を映像言語で四次元へ展開していると解釈したら適切だろうか。そういう意味では、マシュー・バーニーの「クレマスター」シリーズに近いものがあるかもしれない。
自宅に帰って、菊地成孔のマイルス本を最後の三分の一、一気に読み終える。マイルスが電化した辺りでむしろ菊地氏のマイルスへの移入ぶりに辟易して正直ぐったりきていたのだが、最後はさらっと気持ちよく読み終える。この読みやすさは菊地氏の思い入れの薄さに由来していたりして…

6/1
また呑みすぎて家でゴロゴロ。回復してくるとメタルギアソリッド2のアクション部分だけをもっとやりこみたい!という気分になり、昨日買ってきた同作品にオマケでアクション要素だけのミニゲームが大量についている「サブスタンス」版をプレイしはじめる。おおおやっぱおもすれー。武器なしで敵に発見されたら即アウトというスニーキングだけのステージが良い。いや他にもいろいろステージがあるみたいでもっとおもしろいのがあるかもしれない。しばらくはこれオンリーで満足だな。MGS3も買ってきちゃったんだけど、ゆっくりやっていく。ていうかMGS4がもう出るのか。今まで興味無かったPS3とハイビジョンテレビが俄然欲しくなってきた。これがいわゆるキラーコンテンツの力というやつか恐ろしい。しかし世間から2周くらい遅れているな…