10/28吉田達也の叩きっぱなし vol.2吉祥寺 Star pine's cafe

限り無くアウトな感じで早退して会場滑り込みセーフ。SPCの1階も2階も程よく客で一杯な感じ 開始は7時15分位? いつもテンションが上がり過ぎて正直後で良く覚えていないので 今回はなるべく冷静に記憶していようと誓ってみたり


まず始めに 藤井郷子(piano)と吉田達也によるユニット、藤吉。 藤井郷子のピアノは藤井郷子カルテットのアルバムでしか聴いた事はないのだが ややそれよりも音が流れてしまっている感じ?(意味不明)テンション低め。 そもそも吉田氏のドラムを生で聴くのはこれで5回めだが 今回はなんか最初から音のキレがすごく良い。いつも良いのだけど今日は特に主張が強く感じる為に ピアノの音が圧されてしまいがちなのが気になる。単に音のバランスが悪かったというのもあるのか? 演奏が終わって藤井氏が楽譜を吉田氏に渡してタイトル紹介をしてもらっていたが それってドラムは即興でピアノは曲が出来ているという事なのだろうか?
次に藤井氏は一旦退いて 佐藤研二(bass)が登場 ユニット名「石窟寺院」初ライブ。いきなり佐藤氏は鬼のようにベースかきならしまくり。「猛烈に掻きむしる」ように見えるくらい超速弾き。轟々と地響きのような音。当然吉田氏も待ってましたとばかりにそれに合わせる。2曲?程終えて一息。佐藤氏は元々そういう指にダメージの来るプレイスタイルの人なのか左手に手袋装着。弾きにくくないのだろうか?佐藤氏曰く手袋は手の一部との事。しかしこれいいよ。いいのか?すごく爽快です。ちなみに途中「石窟寺院」の読みが人によく聞き間違いされるので勘違いしないようにという注意が…ええと いわない方が良かったのでは 笑
その後は藤井氏が戻って来て3人で1曲セッション こうなるとピアノの音もばっちり組み合わさってバランス良い感じに。

一旦の小休憩の後、ホッピー神山(key)、ナスノミツル(bass)、吉田達也の3人によるインプログレバンド「大文字」。全くのインプロ 且つ完璧にプログレ。これは良い! 神山氏は吉田氏にまけず劣らずのファルセットで歌いながら絶妙に気持ちの良い音をビュンビュン飛ばす。その2人の暴走っぷりをナスノ氏の落ち着いた的確なベースでがっちり掴んでいく様はちょっとした奇跡にみえる。全く息が合い過ぎで恐ろしい。しかも吉田氏 叩きながら楽しそうなんだなこれが。笑ってます
途中でゲスト(?)として 後の是巨人でも演奏する鬼怒無月(g)が参加。

最後に鬼怒無月ナスノミツル吉田達也で「是巨人」。先程の滝のように疾走していくインプロとは違い 曲が出来ているのでキャッチーなポイントが色々あり新鮮だ。ロック的な格好良さを前面に出しかつジャズのテイストのある音。 前日までこのバンドで東北ツアーを行っていて吉田氏の実家のある江刺でもやったということで 主に吉田氏の実家の話をはさみながらの進行。御両親が大変良い人でナスノ氏鬼怒氏の肩を抱いて「これからも宜しくねえ」と言われたとか大量に買った土産は既にあらかた吉田氏が食べてしまっただとか。演奏は、ツアーで疲れたとは言っているものの それだからこそなのか難しそうな展開満載の曲をカッチリとした感じで息ぴったり。新曲を途中2曲披露したが 最初は出来るかどうかわからなかったがツアーの最後でちゃんと出来たいう感じらしい。いやほんとすごいわ。 鬼怒氏のギターは結構特徴があって バイオリンのような透明でスッと入ってくる音で鳴らされる。フュージョンのようなファンク色のわかりやすく格好良いメロディーも印象的だ。 覚えている限りで是巨人の曲順は以下の通り。
・詩人と農夫
・COUNTERPOINT
・(タイトル忘れた)
DOLDRUMS
・EXODUS
・Jackson(新曲) この名前はジャクソン5とかのジャクソンからだそうだ
・(タイトル失念。新曲)
←あとここらへんに1曲あったような気がする
・YOU KNOW WHAT YOU LIKE


全て終わったのは10時15分頃。休憩除いても2時間半は吉田氏叩きっぱなし。本当お疲れ様でした… この日は最初から最後まで本当に良い音で気合い入ってました。楽しかった−!ライブ中はリズムに突き動かされっぱなしというか圧倒されきったのが主だったのだが 今振り返ると面白い音だなあと感心する事しきり。


補足
・休憩間のBGMは「内橋和久&吉田達也レコーディングツアー」の時のもの。東京でのライブの音と思われるのも確認出来た。マスタリングは終了している?
・今回も録音は行っている模様 大文字はこれで3枚目だそうかという話をしていた
・江刺でのライブアンケートに 普段聴いている音楽の項目でテクノがあったのが意外だと吉田氏。そんな田舎でそういう音を聴いてる人がいるのが意外らしい。言われてますよ江刺の人 それより吉田氏の考えるテクノとはどういう音を指しているのだろうか少し気になる。(avexなトランスの事とか思ってる人多いからなー)



磨崖仏リミテッドのライブ予定に記載されてはいるものの場所等詳細のわからなかったROVA、サム・ベネットとの共演がこの日もらったフライヤーの中に発見。
ROVA Saxophone quartet Japan Tour 2004
12/9(木)東京 スーパー・デラックス http://www.super-deluxe.com
ROVA with Samm Benett&吉田達也
18:30/19:30 3700円/4200円(1d)


雑記

この三日間でいきなり来年頭まで続く仕事がどさどさとやってくる。大丈夫なのか。
12月中旬には久々に友人達とパーティーが決定する。ibookにメモリ増設しないと。今回はDJ陣の音がいろいろ変わりそうで楽しみだ
メタモルフォーゼの年越しパーティーの概要が発表されている。微妙なような楽しそうなような。もっと捻った音が欲しいと思ったけど年越しにそういうのはいらないのかも。酒持ち込みで泥酔必至。他の年越しパーティーの発表はまだかな。今までなら新宿リキッドルームの殺人的な耐久パーティーで鉄板だったのだけど。嗚呼。
ROVOのDVD到着。5000本限定は勿体無さすぎる出来。ライブでは場の熱狂に浮かされるようにわーっとなってしまうので細かい所まで聴けていなかった事を発見。後でレビューかきます