キングゲイナーのラス前話がすごい内容だったらしい

うおおおおお俺もWOWWOW組と一緒にエクソダス完了したいでありますよ〜〜〜涙
続編があるなら絶対WOWWOW加入するであります!あります!
でもDVDでエクソダス組には最終回がまだ半年先なので長く楽しめるという利点もあったりなかったり

とにかくこの土日はDVDの1巻から3巻まで延々と繰り返し観ました。
初めて1話を観てから今日まで、既にリピート回数自分最高記録である少女革命ウテナ(全話6回ずつ)を余裕で超えました。
このアニメってまあ悪く言えば説明不足な所がすごく多いんだけど、
意味不明な所も、しっかり隅々までみて、セリフの全てに注意を払っていれば、自分の想像力の範囲で大体補完できるんですよ。
1カット内での情報量が非常に多くて且つ短いし、特に重要でもない事はさらっと触れたままで強調もしないから、
他のアニメを見慣れている身には一種の衝撃みたいな物があります。


あと現在放映中のMOUSE(あかほりさとる原作、ヤングアニマル連載の漫画のアニメ)を観てその後にキンゲを観ると
さらにその時間辺りの内容差に目眩がして楽しめました。噂では前菜に某種アニメを観ても同様らしいです。
いや誇張ではなく本当に目眩がするんですよ。情報量が急に跳ね上がるので脳がパニックになるんでしょうね。
アイキャッチが始まってまだ13分程しか観てないことに気づき愕然としたりできます。
ていうかアイキャッチはすごく重要。これが無いとすごく疲れる。


キンゲがこんなに面白いと思える背景に、
現在というのは、一昔前のようにひどいトラウマや苛酷な現実にのたうちまわる事が要求されるのではなく、
(エヴァに代表される、ひたすら暗い展開、個人の内面の描写等、心理的な残酷さを楽しみにする作品が該当する)
そんな暗い出来事や苛酷な状況が襲ってきても、さらりと受け入れて状況を楽しめたり、
自分の欠点も客観的に理解し、受け入れている、そういう物語が求められているという状況がある。
理解しあえない事を声高く叫ぶ一人語りよりも、そんな事は既にみな承知済みなのだからその先へ行こう、ということだ。
それだけより人々が閉塞感や、孤独感に苛まれているという事なのだが。
また、月に移住した人間達が帰還するのを阻止せんとする地球側の視点で主に描かれたターン∀と、
シベリアという苛酷な土地から元は人類が住んでいた筈の温暖な土地へ脱出しようと試みる側から描くキングゲイナーは、
似た題材、暖かみのある似た雰囲気ながらも対照的であり、それは時代の移り変わりの一側面を表しているのだろう。


とかなんとか屁理屈言って、
本当の所はみんなでそれぞれの理想へ頑張ってるっていう暖かい話を自分が観たかったんです。
喉が渇いてたのを飲んでみて初めて気が付いた様な感じです。